スパ白金: フロントエリアの改修でイメージ一新

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AFTER:ボーダーと床パターンで方向性を出し、
黒の木調と白い石でステイタス性を高めた。


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BEFORE: メリハリが無く、公共施設的な印象。

スパ白金と言えば、今年30周年を迎える日本のレジェンドとも言えるクラブ。
しかしデザイン的には公共施設のようなイメージがあり空間のステイタス性に
欠けていた。運営の國武社長からの要望はクラブの顔であるフロント、ロビー
のイメージを変え、ブランドステイタスを高めること。 そこでコンセプトはズバリ
「レジェンド」
と設定、イメージを固めて行った。

今回特筆すべきは私も尊敬する、あのエイムをデザインした梅沢先生との
コラボが実現した点である。
デザイナー同士のコラボは、なかなか難しいが、梅沢先生との相性は良かった。
役割は弊社OLCでコンセプトとベースとなるデザインを作成、梅沢先生に
ブラッシュアップやアイディアを加えてもらうことで進めた。

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After: 白いソファで非日常性を演出
TVの枠は既存にフィルムを張りデザインを合わせている。

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Before: 雑然としている。


デザイン:

落ち着いた雰囲気の中にシャープさとラグジュアリー感を出した
かったので、ベースデザインは白と黒、それに落ち着いた濃い木を配した。
その後の梅沢先生の指南が効いている。間接光や光の帯、シャープな
ステンレスのボーダーを加えることで、空間に艶を醸し出す。ステンレスの
ボーダーは水平ラインを強調し、空間にスピード感を与える効果が高く、
かなり効果的。壁面テレビは既存、デザインに締りが無かったが、上部に
照明を新たに創ることで中心性が出た、これも梅沢先生の提案。

第一印象を変える:
ラウンジを通して先の中庭の緑が見える。クラブに
入ったときに見えるショットである。この第1印象を演出すべく、ショップを
移動、いい雰囲気のソファを中心に据えた。床の黒いカーペットを既存の
折上天井の形に合わせて配置。黒い絨毯の上に白いソファを置いた
デザインとし、コントラストの効いた空間としている。

素材と演出:
濃い木とラフな石:高級ホテルでよく使われる構成。 
ラフなフロントバックの石にはロゴを付け、そこにスポットライトを
バシッと当てることで自然に目がそちらに向けられるようなフォーカル
の強い演出をしている。

家具: オブジェ的なイメージでゆったり感を演出するソファを選択。
カラーは梅沢先生の選択、「家庭ではあまり使わない白」にすることで
非日常を演出。

今回はフロントを印象的に変えることで、ステイタス性あるクラブへと
変わった好例である。レジェンド的存在の梅沢先生とのコラボはいい
経験であったし、是非またご一緒したい。

●デザインの神はディテールに宿る 
私の座右の銘である。細かな点をしっかり仕上げると空間は見違えて
良くなるということ。 これは経営にも言えることあろう。

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